MTVムービー&TVアワード

hollywood

歴代の受賞作・ノミネート

Movie Trackerは、映画や海外ドラマに関する情報サイトです。 映画賞の記録や名作ドラマ案内、ハリウッド・セレブのゴシップまで幅広くフォローしています。(参考:スナップアップ投資顧問)

MTVムービー&TVアワード

「MTVムービー&TVアワード」(MTV Movie & TV Awards)は、アメリカ最大の音楽専門チャンネル「MTV」が選ぶ映画とテレビ番組の賞です。 視聴者の投票で受賞が決まります。2017年までは毎年4月~5月頃に行われていましたが、2018年より6月に開催となりました。 また、従来は映画だけが対象でしたが、2017年からテレビ番組の部門も新設されました。 名前も「MTVムービーアワード」から「MTVムービー&TVアワード」に変わりました。

ベストキス賞や悪役賞など

投票する視聴者の年齢層が若めであるため、 若者向けの娯楽作品が受賞する傾向があります。 また、ポップカルチャーに影響を与えた作品や俳優が賞をとることも多く、 一定の権威がある賞だと考えられています。 2005年には、オタク系ドラマの傑作「ナポレオン・ダイナマイト」が最優秀作品賞を獲得しました。 「ベストキス賞(最優秀キスシーン賞)」「最優秀悪役賞」「最優秀戦闘シーン賞」などのユニークな部門があることでも知られています。

作品賞の歴代の受賞作とノミネートを一覧にしました。動画配信のページ(AmazonやNetflixなど)へのリンク付きです。

2020年代 | 2010年代 | 2000年代 | 1990年代 | メニュー↓ | ページの先頭↑ |

Tweet     

<作品賞>

<2020年代>
年 受賞 ノミネート
2022 「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」

 予告編→

 予告編(Amazon)→
  • 「DUNE/デューン 砂の惑星」
  • 「スクリーム」
  • 「シャン・チー/テン・リングスの伝説」
  • 「アダム&アダム」
  • 「ザ・バットマン」
2021 「好きだった君へ:これからもずっと大好き」

 予告編→

 Netflixの配信ページ→
  • 「プロミシング・ヤング・ウーマン」
  • 「ユダ&ラック・メシア」
  • 「ソウルフル・ワールド」
  • 「続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画」
2020 コロナウイルスで中止

2020年代 | 2010年代 | 2000年代 | 1990年代 | メニュー↓ | ページの先頭↑ |

<2010年代>
年 受賞 ノミネート
2019 「アベンジャーズ/エンドゲーム」

 予告編→
  • 「ブラック・クランズマン」
  • 「スパイダーマン:スパイダーバース」
  • 「好きだった君へのラブレター」
  • 「アス」
2018 「ブラックパンサー」

 予告編(Amazon)→
  • 「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」
  • 「ガールズ・トリップ」
  • 「IT/イット "それ"が見えたら、終わり。」
  • 「ワンダーウーマン」
2017 「美女と野獣」

 予告編→
  • 「スウィート17モンスター」
  • 「ゲット・アウト」
  • 「ローガン」
  • 「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」
2016 「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」
  • 「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」
  • 「クリード チャンプを継ぐ男 」
  • 「デッドプール」
  • 「ジュラシック・ワールド」
  • 「ストレイト・アウタ・コンプトン」
2015 「きっと、星のせいじゃない。」
  • 「アメリカン・スナイパー」
  • 「6才のボクが、大人になるまで。」
  • 「ゴーン・ガール」
  • 「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」
  • 「ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス」
  • 「グローリー/明日(あす)への行進」
  • 「セッション」
2014 「ハンガー・ゲーム2」
  • 「それでも夜は明ける」
  • 「アメリカン・ハッスル」
  • 「ホビット 竜に奪われた王国」
  • 「ウルフ・オブ・ウォールストリート」
2013 「アベンジャーズ」
  • 「ダークナイト ライジング」
  • 「ジャンゴ 繋がれざる者」
  • 「世界にひとつのプレイブック」
  • 「テッド」
2012 「トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part1」
  • 「ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン」
  • 「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」
  • 「ヘルプ~心がつなぐストーリー~」
  • 「ハンガー・ゲーム」
2011 「エクリプス/トワイライト・サーガ」
  • 「ブラック・スワン」
  • 「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」
  • 「インセプション」
  • 「ソーシャル・ネットワーク」
2010 「ニュームーン/トワイライト・サーガ」
  • 「アリス・イン・ワンダーランド」
  • 「アバター」
  • 「ハリー・ポッターと謎のプリンス」
  • 「ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」

2020年代 | 2010年代 | 2000年代 | 1990年代 | メニュー↓ | ページの先頭↑ |

<2000年代>
年 受賞 ノミネート
2009 「トワイライト~初恋~」
  • 「アイアンマン」
  • 「ボルト」
  • 「ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー」
  • 「スラムドッグ$ミリオネア」
2008 「トランスフォーマー」
  • 「スーパーバッド 童貞ウォーズ」
  • 「ジュノ」
  • 「ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記」
  • 「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」
  • 「アイ・アム・レジェンド」
2007 「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」
  • 「300」
  • 「俺たちフィギュアスケーター」
  • 「ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習」
  • 「リトル・ミス・サンシャイン」
2006 「ウエディング・クラッシャーズ」
  • 「40歳の童貞男」
  • 「バットマン ビギンズ」
  • 「キング・コング」
  • 「シン・シティ」
2005 「ナポレオン・ダイナマイト」
  • 「キル・ビル Vol.2」
  • 「スパイダーマン2」
  • 「レイ」
  • 「Mr.インクレディブル」
2004 「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」
  • 「ファインディング・ニモ」
  • 「50回目のファースト・キス」
  • 「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」
  • 「X-メン2」
2003 「ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔」
  • 「スクービー・ドゥー」
  • 「8マイル」
  • 「ザ・リング」
  • 「スパイダーマン」
2002 「ロード・オブ・ザ・リング」
  • 「ブラックホーク・ダウン」
  • 「ワイルド・スピードシリーズ」
  • 「キューティ・ブロンド」
  • 「シュレック」
2001 「グラディエーター」
  • 「グリーン・デスティニー」
  • 「エリン・ブロコビッチ」
  • 「ファイナル・デスティネーション」
  • 「X-メン」
2000 「マトリックス」
  • 「アメリカン・ビューティー」
  • 「アメリカン・パイ」
  • 「オースティン・パワーズ:デラックス」
  • 「シックス・センス」

2020年代 | 2010年代 | 2000年代 | 1990年代 | メニュー↓ | ページの先頭↑ |

<1990年代>
年 受賞 ノミネート
1999 「メリーに首ったけ」
  • 「アルマゲドン」
  • 「プライベート・ライアン」
  • 「恋におちたシェイクスピア」
  • 「トゥルーマン・ショー」
1998 「タイタニック」
  • 「オースティン・パワーズ」
  • 「フェイス/オフ」
  • 「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」
  • 「メン・イン・ブラック」
1997 「スクリーム」
  • 「インデペンデンス・デイ」
  • 「ザ・エージェント」
  • 「ザ・ロック」
  • 「ロミオ+ジュリエット」
1996 「セブン」
  • 「アポロ13」
  • 「ブレイブハート」
  • 「クルーレス」
  • 「デンジャラス・マインド/卒業の日まで」
1995 「パルプ・フィクション」
  • 「クロウ/飛翔伝説」
  • 「フォレスト・ガンプ/一期一会」
  • 「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」
  • 「スピード」
1994 「ポケットいっぱいの涙」
  • 「逃亡者」
  • 「ジュラシック・パーク」
  • 「フィラデルフィア」
  • 「シンドラーのリスト」
1993 「ア・フュー・グッドメン」
  • 「アラジン」
  • 「氷の微笑」
  • 「ボディガード」
  • 「マルコムX」
1992 「ターミネーター2」
  • 「バックドラフト」
  • 「ボーイズ'ン・ザ・フッド」
  • 「JFK」
  • 「ロビン・フッド」

2020年代 | 2010年代 | 2000年代 | 1990年代 | メニュー↓ | ページの先頭↑ |

MTV映画賞のニュース

アメリカのユニーク映画祭「MTVムービー・アワード」

2005年/作品賞「ナポレオン・ダイナマイト」
米ケーブルテレビ局のMTVが毎年開催しているユニークな映画祭「2005MTVムービー・アワード」の授賞式が2005年6月4日(日本時間5日)、米ロサンゼルスのシュライン・オーディトリアムで行われた。 最優秀悪役賞や最優秀キスシーン賞などユニークな賞が注目される同映画祭。2005年は、最優秀作品賞にジャレッド・ヘス監督(25)の初監督作品「ナポレオン・ダイナマイト」、最優秀男優賞にマーティン・スコセッシ監督(62)の「アビエイター」に主演したレオナルド・ディカプリオさん(30)、最優秀女優賞には「ミーン・ガールズ」のリンジー・ローハンさん(18)が選ばれた。授賞式の模様は、日本でも6月12日午後10時からMTVで2時間にわたって放送される予定だ。

最優秀悪役賞やキスシーン賞も

USA TODAYによると、授賞式では女優のニコール・キッドマンさん(37)もプレゼンターを務めたが、元夫の俳優トム・クルーズさん(42)と、新恋人の女優ケイティ・ホームズさん(26)を避けるかのように、さっさと会場を後にしたという。

噂のカップルも

クルーズさんとホームズさんは一緒にプレゼンターを務め、楽屋ではクルーズさんがホームズさんの手を握りしめる光景もみられた。一部では、クルーズさん主演の新作「宇宙戦争」と、ホームズさんの新作「バットマン ビギンズ」の宣伝効果を狙った見せかけのカップルという見方もあり、俳優のアンディー・ディックさん(39)は、「お互い一人でも十分に宣伝できるだろうに」と、冗談を飛ばしていた。

芸能誌「Usウイークリー」は、クルーズさんがやはり新作の公開を控えていたジェシカ・アルバさん(24)も相手に考えていたと報じたが、アルバさんは、「ばかばかしい。トムとは会ったことあるし、素晴らしい男性で、才能あふれるプロデューサーよ」と一笑に付した。

リンジー・ローハンが「ミーン・ガールズ」で最優秀女優賞

以前よりほっそりしたアイドル女優のリンジー・ローハンさんは、あこがれのサンドラ・ブロックさん(40)と対面し、興奮のあまり、「彼女に夢中なのよ」と絶叫。ローハンさんは先日、自身のベンツに芸能カメラマンが追突する事故に遭っており、ブロックさんは、「無事かどうか確認したかった」と、ローハンさんを気づかった。

ブレックファスト・クラブ20周年

1980年代のジョン・ヒューズ監督(55)の青春映画「ブレックファスト・クラブ」の20周年を記念して、出演者が全員集合する企画もあった。エミリオ・エステベスさん(43)は姿をみせず、モリー・リングウォルドさん(37)、アリー・シーディさん(42)、アンソニー・マイケル・ホールさん(37)、ジャッド・ネルソンさん(45)らが出席した。

レイチェル・マクアダムスが新人女優賞ノミネート

ローハンさんが主演した「ミーン・ガールズ」は、ローハンさんの最優秀主演女優賞のほか、最優秀共演(チーム)賞、レイチェル・マクアダムスさん(28)の最優秀新人部門女優賞、最優秀悪役賞と、最多四部門にノミネートされた。 ローハンさんは両親の仕事でアフリカ暮らしが長く、16歳で初めて学校に入学し、今どきの高校生活に戸惑うケイティ役。マクアダムスさんは、高校の女王様的存在、レジーナを熱演した。 米国では2004年4月に公開され、全米興行収入は8600万ドル(約93億円)と、年間の興行収入ランキングの26位にランクインしている。

異例のロングラン

一方、作品賞を獲得した「ナポレオン・ダイナマイト」は2004年6月に米国で公開され、異例のロングランをみせた。草原と牛しかいない米アイダホの田舎に住む高校生、ナポレオン・ダイナマイトの日常を描いたギャグ満載の作品。 40万ドル(約4300万円)という低い制作費ながら、約4400万ドル(約47億円)もの興行収入を稼ぎ、一躍、話題作となった。

サターンSF映画賞

サターンSF映画賞は、SF(サイエンス・フィクション)作品を対象にしたアメリカの映画賞です。 SF関連の映画賞では最も権威のある賞の一つとされます。 サターン賞は、アカデミー賞などの伝統的なアワードでは評価されにくいSFやホラー作品の優れた作品を称えるために、1972年に創設されました。 このうち、SF映画賞は、第1回目から「ホラー映画賞」と並ぶ主力部門として毎年選考が行われています。 毎年、ノミネートは2月ごろ発表され、受賞作は6月ごろ発表されます。 選考方法は、アカデミー賞などと同じように、専門家らで構成する会員の投票です。

<作品賞>
年 受賞 ノミネート
2018 「ブレードランナー 2049」
  • 「エイリアン:コヴェナント」
  • 「ライフ」
  • 「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」
  • 「ヴァレリアン 千の惑星の救世主」
  • 「猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)」
2017 「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」
  • 「メッセージ」
  • 「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」
  • 「ミッドナイト・スペシャル」
  • 「パッセンジャー」
  • 「スター・トレック BEYOND」
2016 「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」
  • 「エクス・マキナ」
  • 「ジュラシック・ワールド」
  • 「マッドマックス 怒りのデス・ロード」
  • 「オデッセイ」
  • 「ターミネーター:新起動/ジェニシス」
2015 「インターステラー」
  • 「オール・ユー・ニード・イズ・キル」
  • 「ゴジラ」
  • 「ハンガー・ゲーム ファイナル:レジスタンス」
  • 「猿の惑星:新世紀(ライジング)」
  • 「ゼロの未来」
2014 「ゼロ・グラビティ」
  • 「エンダーのゲーム」
  • 「ハンガー・ゲーム2」
  • 「パシフィック・リム」
  • 「リディック:ギャラクシー・バトル」
  • 「スター・トレック イントゥ・ダークネス」
2013 「アベンジャーズ」
  • 「クロニクル」
  • 「クラウド アトラス」
  • 「ハンガー・ゲーム」
  • 「ルーパー」
  • 「プロメテウス」
2012 「猿の惑星:創世記」
  • 「アジャストメント」
  • 「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」
  • 「リミットレス」
  • 「スーパーエイト」
  • 「エックスメン:ファースト・ジェネレーション」
2011 「インセプション」
  • 「ヒア アフター」
  • 「アイアンマン2」
  • 「わたしを離さないで」
  • 「スプライス」
  • 「トロン:レガシー」
2010 「アバター」
  • 「ザ・ウォーカー」
  • 「ノウイング」
  • 「月に囚われた男」
  • 「スター・トレック」
  • 「トランスフォーマー: リベンジ」
  • 「ウルヴァリン: X-MEN ZERO」

海外ドラマの名作

ターミネーター:サラ・コナークロニクルズ
Terminator:The Sarah Connor Chronicles

母と息子と戦う美少女サイボーグ

2003年の映画『ターミネーター3』でニック・スタールが演じたジョン・コナーは、ちょっとアブない20代の若者でした。一方、2008年に開始したテレビドラマ『ターミネーター:サラ・コナークロニクルズ』のジョン(卜ーマス・デッカー)は、15歳の悩める高校生という設定です。

第1話では、教室に入って来た代理の教師がいきなり銃を乱射。実はこの教師はジョンを抹殺するため未来から送り込まれたサイボーグでした。ここからスリルたっぷりの逃亡劇が始まります。車の陰に隠れたジョンが見つかりそうになった瞬間、トラックがサイボーグをひきます。トラックを運転していたのは同級生のキャメロン(サマー・グロー)。なんと彼女は、ジョンを救うために2027年の世界から送られてきた善玉サイボーグでした。

設定を『ターミネーター3』より前の時期にしたのは、この映画では死んだことになっていたジョンの母親サラ(レナ・ヘディ)をどうしても登場させたかったからです。サラのアクションシーンは、シリーズの大きな魅力の一つでした。

第1シーズンは、映画に通じる派手で小気味いいアクションシーンが程よく出てきます。しかし第2シーズンに入ると急降下。

ジョンとサラはこの窮地を脱することができるでしょうか。

ダート
Dirt

タブロイドな人々を描く

現在ほどセレブのスキャンダルがアメリカ人をとりこにした時代はありません。そんなセレブ好きの視聴者心理をついたのが、2006年にスタートした『ダート(「スキャンダル」の意味)』。ハリウッドのスキャンダルを追いかけるタブロイド誌「ダート・ナウ」にまつわる人々の物語です。

主人公ルーシー・スピーラーを演じるのは、大ヒットシリーズ「フレンズ」でブレイクし、タブロイド誌に追いかけられる側になったコートニー・コックスです。ルーシーは「ダート・ナウ」の編集長で、悩み多き独身女性です。支配的で怒りっぽく、自分のキャリアのためなら他人を犠牲にするのもいとわないです。ルーシーの親友ドン(イアン・ハート)は統合失調症のカメラマンです。 記者のウィラ(アレックス・ブレッケンリッジ)は、ネタ集めのために情報筋と寝ることもあります。

このドラマは、ハリウッドスターを追い回すマスコミを痛烈にけなしています。しかし、ゴシップ記者の実態と異なる点も少なくありません。ゴシップコラムニストのジャネット・チャールトンは、ドラマで描かれているようにゴシップ記者がセレブパーティーに出るツテなどない、と指摘しています。

このドラマが伝えようとしているのは、視聴者が思うよりもハリウッドは汚れた世界だということです。最終回で、ある登場人物が刺されて血まみれになりながらも、自分の命よりキャリアの心配をするシーンが、そのことをよく表しています。

CSI:ニューヨーク
CSI:NY

アクションと流血が巨大都市に

『CSI:科学捜査班』シリーズのなかで最も評価が高いのが、この作品です。

ニューヨークにはセントラルパークがあり、タイムズスクエアがあります。『セックス・アンド・ザ・シティ』の街でもあります。人物の多様性では、ほかの都市を舞台にした姉妹作品の上を行きます。

捜査官たちは、巨大都市ならではの凶悪で複雑な犯罪を追いかけます。実際の犯罪捜査の現場で用いられる最新の科学捜査が駆使されるのは、シリーズの他の作品と同じです。

違うのは、登場人物の背景を掘り下げていることです。科学捜査班のリーダー、マック(演じるのは映画『フォレスト・ガンプ/一期一会』や『アポロ13』の名脇役ゲーリー・シニーズ)は、9.11テロで妻を亡くしたという設定です。

製作チームは、視聴率獲得の方程式をしっかり心得ています。

ある回では、肉食の虫の群れが女性の死体に襲いかかり、顔面を食い尽くします。そうです、視聴者が喜ぶのは、アクションと流血なのです。

X-ファイル
The X-Files

SF復活の火つけ役に

FBIの捜査官が登場するテレビドラマはそれほど珍しくありません。しかしフォックス・モルダー(デービッド・ドゥカブニー)とダナ・スカリー(ジリアン・アンダーソン)が所属するのは架空のX-ファイル課。超常現象---たとえばエイリアン---がからむ未解決事件を解明するのが彼らの任務です。

1993年に始まった『X-ファイル』は熱狂的なファンを生み出し、社会現象を巻き起こしました。それも『スター・トレック」以来、久しく見られなかった規模で。ファンたちは集会や視聴会を開き、本作を世界的なヒットに仕立て、映画版まで作らせました(放送中のドラマが映画になるのは異例のことでした)。

1960~70年代に隆盛を誇ったSFというジャンルは1980年代に廃れてしまいました。当時最も有名なエイリアンは、同名のコメディードラマに出てくる人形「アルフ」でした。

しかしテレビ界とハリウッドにとって、このSF低迷期が幸いしました。SFに飢えていた視聴者に受け、ドラマも映画も大人気に。

その後、『ロズウェル』『スーパーナチュラル』など超常現象を扱うドラマが何本も製作されました。

Menu

  • トップページ
  • MTVムービー・アワード
  • MTVビデオミュージックアワード
  • サンダンス映画祭グランプリ
  • ソニー・ピクチャーズCEOにマイケル・リントン抜擢
  • ボリウッド名作
  • 「きっと、うまくいく」
  • 「タイガー 伝説のスパイ」
  • 「命ある限り」
  • ハーレム国際映画祭
  • グラミー賞
  • アカデミー賞
  • スナップアップ投資顧問 評判
  • サムナー・レッドストーン
  • 有宗良治
  • JDPアセットマネジメント株式会社
  • パラマウント
  • 田村泰彦

Copyright © Hollywood Movie Tracker